ファイルを開くリンクを作成する

ここでは別PDFを開くリンクを作成してみます。

開くファイルの選択

  1. リンクの種類としてアクションから"ファイルを開く"を選択します。

_images/proc03-01.png
  1. リンク元となる図面を選択します。

"ファイルを開く"リンクではリンク先の設定は表示されません。

▼ボタンをクリックしてリンク元の図面を選択します。

_images/proc03-02.png
  1. リンク元の範囲と書式の設定します。

マウスでリンク元となる範囲を指定します。また、リンク元表示の書式を設定します。

_images/proc03-03.png
  • リンク元の書式はPDFビューワー上で表示されるリンク元の書式です

    機能

    操作方法

    リンク表示

    線種を"無し・実線・破線・下線"から選択します

    破線パターン

    破線のパターンを指定します。パターンは線と空白をカンマで区切った数値(mm)で指定します例えば"2,1"は線が2mm、空白が1mmの破線となります。

    線幅

    線の太さをドット単位で指定します

    線色

    線の色を指定します

    クリック時

    クリック時の表示方法を"ハイライト無し・内容反転・境界線反転・ダウン表示"から選択します。

  • 図面の拡大・縮小・移動は下記の操作で行います。

    機能

    操作方法

    拡大・縮小

    マウスのスクロール

    拡大

    マウスを右下に両ボダンドラッグ

    縮小

    マウスを左上に両ボダンドラッグ

    表示エリアの移動

    マウスのダブルクリック

    全体表示

    マウスを右上に両ボタンドラッグ

    前倍率

    マウスを左下に両ボタンドラッグ

  • リンク元の範囲はマウスで下記の操作が可能です。

    機能

    操作方法

    リンク元エリアの設定

    左クリックで矩形の始点を選択。始点クリック後に左クリックで終点を選択

    リンク元の移動

    図面上を右クリックで矩形を移

    リンク元のサイズ変更

    矩形のコーナーをドラックしてサイズ変更

リンク先ファイルの選択と設定

  1. リンク先となるファイルを選択します。

参照ボタンをクリックしてリンク先となるファイルを選択してください。

_images/proc03-04.png
  1. リンク先ファイルの添付の有無を選択します。

リンク先として構造図を選択しました。

リンク機能ファイルにジャンプするためにはジャンプ先のファイルが必要ですが、PDF内に添付すればジャンプ先ファイルが無くなっても開くことができます。

_images/proc03-05.png

リンク情報の追加

リンク元とリンク先の設定が完了したのでリンク情報を追加します。

  1. リンク情報に名前と注釈を付けます。

メモに分かりやすい名前を付けることで、リンク情報が増えてきた場合に識別が容易になります。この例では"WD-1"と入力しています。

注釈はPDFビューワー上でリンク元の範囲上にマウスカーソルを移動し際に表示されるヒント表示です。この例では"WD-1姿図へジャンプ"と入力しています。

_images/proc03-06.png
  1. 追加ボタンで追加します。

追加すると下図のようにリンク一覧に表示されます。

_images/proc03-07.png
  1. リンク情報の保存

追加しただけではリンク情報は保存されませんので、最後に画面右下の"OK"ボタンをクリックして保存してください。

連結PDFの作成と生成されたPDFの例

図面間のリンクを有効にするため、連結変換のPDFを生成します。生成方法は" 複数のJWWを連結した図面タイトル付きPDFを作成する "をご覧ください。

生成したPDFをPDFビューワーで開き建具キープランを選択すると、リンク元として設定した範囲が設定した線種と色で表示されます。 リンク元にマウスを持ってくると、設定した注釈が表示されます。

_images/proc03-08.png

リンク元をマウスでクリックすると、下図のようにリンク先のPDFが開きます。

_images/proc03-09.png

PDFに添付されたリンク先ファイルの活用

今回の例ではリンク先のファイルをPDF内に添付しましたので、電子メール等でPDFを送付する場合にリンク先ファイルは不要となります。

また、PDF以外のどのようなファイルでもリンク先とすることが出来ますので、さまざまな設計図書を1つのPDFに含めて相手に送付することが可能となります。

なお、PDFに添付したファイルはPDFビューワー上で自由に取り出すことができます。

下図はAcrobat Readerの添付ファイル情報です。ファイル名上部のツールボタンで任意のフォルダーに保存することができます。

_images/proc03-10.png